40代でエンジニア転職 42歳でコーディングの学習を始め、44歳でフロントエンドエンジニアに転職が決まった話②

エンジニア

プログラミングを学習するにあたって何から始めたか

2020年11月末から始めて2023年6月に内定が出たので約2年半の期間ですが、学習を当初はデータサイエンティストを目指していました。途中からWebデベロッパーへと方針転換したので、データサイエンティストを目指した学習と、Webデベロッパーに方向転換してからの学習で、2つに分けてまとめたいと思います。

データサイエンティストを目指していた期間の学習内容

  • 機械学習の実装で人気があるPythonを学習し始める
  • 機械学習の基礎を学ぶためにcourseraのMachine Learningを受講
  • データサイエンスコンペのkaggleとsignateの学習コンテンツを受講
  • 自分の経験と知識では機械学習エンジニア転職の難易度が高いことを認識する

【機械学習の実装で人気があるPythonを学習し始める】

マーケティング会社でリサーチや企画の仕事をしていたことから、機械学習で需要予測するモデル(k-means法)があることを知り、実務で使えるようにならないかと思い、Pythonの勉強を始めました。Pythonを学習するにあたっては、PaizaラーニングのPython入門コースが非常に学びやすかったです。Paizaのコーディングテストにも一時期ハマり、最終的にはAランクまで行きました。

【機械学習の基礎を学ぶためにcourseraのMachine Learningを受講】

機械学習ってそもそも何なの?どういう仕組みなの?と疑問に思い、学習ツールをネットで検索していたところ、courseraというオンライン学習プラットフォームでスタンフォード大学が提供しているMachine Learningという3ヵ月コースが無料で学習できると知り、こちらを受講することにしました。文系出身で計算式に書かれている「Σ」の意味すら知らない状態から始めたのでかなりきつかったです。最終回の講義でAndrew Ng先生の言葉にはグッと(涙)くるものがありました。

少し前にコースの内容が更新されたとのニュース記事を見ましたので、今のコースは自分が受講したものと全く同じコースではないかもしれませんが、英語が出来る方で機械学習に興味があるなら是非お勧めしたいコースです。

【データサイエンスコンペのkaggleとsignateの学習コンテンツを受講】

こういった本も買って読みました。

学習を進める中で、コンペサイトの存在を知り、コンペサイトにある学習コンテンツを活用しました。同時にUdemyのコースを受講し、Pythonを使って訓練データの加工の仕方や、機械学習モデルにテストデータを読み込ませて予測値を算出するといった手法を学びました。初心者向けの学習コンペに参加して、与えられた訓練データを加工したり、特徴量の取捨選択などを通じて機械学習モデルの精度を上げていったりしつつ、次第にプログラミングの面白さにハマっていきました。

この頃学習したコンテンツは下記のとおりです。

Udemyは定期的にセールをしているので、その時に買って受講しました。

【自分の経験と知識では機械学習エンジニア転職の難易度が高いことを認識する】

コンペサイトでの学習を通じて、転職を意識し始めました。そこで、実際に求人状況や、コンペに参加している方々の経歴、記事などを探して読んでみたのですが、厳しい現状が見えてきました。

日本ではAI人材や機械学習エンジニアが不足している、といったニュース記事を見たことがありますが、自分が調べた範囲では、コンピューターサイエンスの学位や、実務経験が必須という求人が多く、また、人材を募集している企業も少なかったように思います。仮にKaggleでゴールドメダルを複数回取得してKaggle Masterの称号を獲得する、といった実績があればポテンシャル採用の可能性が生まれるかもしれませんが、Kaggleでゴールドメダルを獲得すること自体、自分にはハードルが高いと感じました。

Webデベロッパーに方向転換

データサイエンティストを目指すにもハードルがちょっと高すぎるなと思いつつ、40代以上でエンジニアになった事例がないかと探していたところ、次の記事を見つけました。

30代後半や50代からでもソフトウェア開発者になるのには遅くないという10人の実例
テクノロジー業界の発展に伴ってソフトウェア開発者の人材不足がいたるところで発生していますが、言い換えれば「プログラミングスキルを身につければ仕事に困らない」ということでもあります。とはいえ、「若いころならまだしも、30歳を超えてイチからプログラムの書き方を勉強するのは遅すぎるのでは」と思う人は多いかもしれませんが、下は...
「生涯現役開発者」を貫く40代~60代のソフトウェア開発者たち
日本では「プログラマー35歳(40歳)定年説」が存在しますが、アメリカでも同じように、いつまでも「イチ開発者」として生涯を過ごすのは困難と見なされています。40歳を超えたプログラマーはやがて「管理職」になることを促されるのですが、マネージャーになることを拒否して「生涯現役開発者」を貫いている40代~60代のソフトウェア...

なるほど、日本ではないけれど、アメリカではプログラミング・ブートキャンプのコースを受講して短期間でエンジニアに必要な知識が技術を学ぶ、という方法でソフトウェアエンジニアになる事例がある、とのこと。

転職にあたって、アメリカでは日本ほど年齢で足切りする、ということは少ないようなので、こういったケースもあるのだなと思いつつ、日本でもプログラミング・ブートキャンプみたいなものってあるのだろうか?と探してみると、いくつか検索でヒット。

日系のブートキャンプは年齢制限があるので40代の自分には申し込み不可、ということで年齢制限なしのCodeChrysalis一択、ということに。後から知ったのですが、他にもle wagonというブートキャンプコースもありました。

この時、Webデベロッパーに方向転換することを検討し、JavaScriptを学習し始めました。次回はブートキャンプ受講時に学習したことについてまとめたいと思います。

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