問題解決の思考を学ぶⅡ 解決策の立案 その4

前回までは解決策の立案で『考える技術・書く技術 説得力を高めるピラミッド原則 バーバラミント著』によって帰納的に考える方法を学んだ。そこで今回は解決策の立案を論理的に導くために演繹的な考え方について学びたい。

そこで紹介したい書籍は次の3つである。

・地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」 細谷 功著・東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 東大ケーススタディ研究会著・戦略コンサルティング・ファームの面接試験 マーク・コゼンティーノ著

上記の書籍から、

1. 物事を論理的に考えるフェルミ推定とは何かを理解する
2. ケース問題を解く分析ツールを知る
3. 実践的なビジネスケースで学んだ知識の使い方を確認する

という3つのステップで、演繹的な考え方の流れを追っていこうと思う。
第1のステップ「物事を論理的に考えるフェルミ推定とは何かを理解する」で役に立ったのは次の書籍だ。

―1. 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

本書では地頭力の定義から始まり、地頭力はどのように活用されてどのような役に立つか、といったことを説明している。
僕がここで取り上げたい内容は本書の第2章以降で解説されているフェルミ推定の内容や例題をフェルミ推定でどのように解くかといった使い方の部分である。

フェルミ推定とは、物理学者であるエンリコ・フェルミが得意としていた推定の考え方で、よく知られる例題は、「アメリカのシカゴにはピアノの調律師が何人いるか?」である。

フェルミ推定では「推定」と冠するとおり、既知の事実や仮説を駆使していかに論理的に解答を導き出すかという思考のプロセスが重視される。(フェルミ推定のプロセスについては、開設されているブログが多数存在しているので、それらのサイトを参照してほしい。)

導くフェルミ推定の流れは、論理思考の基本的なプロセスと非常に似ているので、本書で提示されている例題の解き方を読み、演繹法の流れを学んでほしい。特に本書にあるアメックスの例題を解く考え方は非常に興味深い。

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